地下道は物乞いだらけ
中国(上海)の繁華街にある道路の下を横断する地下道。日本にも地下鉄の地下道みたいな形で通路があるが、それと同じようなもの。
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そこには多数の物乞いがいる。
四肢に障害があったり、何かの病気であったり、目が見えなかったり、子供連れだったりと、皆様々な事情に物乞いをしている。
日本にはホームレスが多数いるが、物乞いはいない。
中国だけではないだろうが、物乞いを初めて見た自分としては非常に複雑な気持ちになった。
極寒の中で物を乞う
2月。気温も終日マイナスとなる中、物乞いの方々は凍りつくようなコンクリートの上で朝から晩まで物乞いを続ける。
悪い意味での「物乞いのプロ」も居るらしいのだが、凍傷になる危険もある。
決して楽ではない命を張った行動。うま味が無く、正直悪意は感じられない。
幼いきょうだいの物乞い
一番衝撃だったのが、この極寒の中、幼いきょうだいが物乞いをしていたこと。
8歳位のお兄ちゃんと、4歳位の妹の二人。
お兄ちゃんは妹を、凍てつくコンクリートに体を触れさせないように、あぐらをかいて、その上に妹を寝かせている。
お兄ちゃんは顔を上げず、ただひたすら頭を下げつづけて、物乞いを続ける。
それが悪い親仕組んだ罠なのかもしれないが、実際に辛い状況での物乞いに、涙が出そうになった。
物乞いは違法行為
プロの物乞いも存在するので、政府はこの物乞い自体を違法として取り締まりも行っているという。
一時は世界最高のビルにもなった、高層ビルの真横での光景。
観光地なのでイメージ低下を避けるための対応なのかもしれないが、それを受け入れるだけの保障もあって欲しいと思った。
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